風味豊かで美味しいパン作りなら手間はかかりますが生イーストが一番♪
使い方や保存方法について解説します。
生イーストは、パン作りの基本的な材料の一つであるイーストの1つです。
ドライイーストやインスタントイーストとは異なる手間がかかるものの、より風味豊かで美味しいパンを作ることができます。
そんな生イーストについて、詳しく見ていきましょう♪
【パン作りの材料】生イースト♪
イーストの役割
イーストはパン作りに欠かせない重要な材料のひとつです。
パン作りの基本的な工程は、イーストを使って生地を発酵させ、その後焼いて完成させるというものです。
イーストは、これらの工程において欠かせない役割を果たしています。
生イーストって?
生イーストは、酵母の一種であり小さな細胞からなる微生物です。
生イーストの主な成分は、水分と糖分です。
これらの成分を栄養源として利用し、酸素がある環境下で繁殖します。
繁殖した酵母菌は、生地中の糖分を分解して二酸化炭素とアルコールを生成します。
この二酸化炭素が、生地を膨らませる役割を果たし、アルコールは焼き上がったパンの風味を良くします。
パン作りに使われる生イーストは、一般的にドライイーストやインスタントイーストとは異なり、酵母菌そのものを生きたまま保存しているため、生きた酵母菌を使ってパン作りを行うことができます。
生イーストのメリット
パン作りに生イーストを使うことで得られるメリットについて紹介していきます。
ドライイーストやインスタントイーストに比べて、発酵中に発生するアルコールや酸味が少ないため、パンの風味や食感が格段に良くなるという利点があります。
また、生イーストは天然のものであるため、添加物などが含まれていないという点でも安心して使えます。
生イーストのデメリット
ドライイーストやインスタントイーストと比べて、取り扱いが難しく扱い方によっては発酵力が低下することがあります。
生イーストはドライイーストよりも発酵力が強いため、発酵が早いと感じられるかもしれませんが、二次発酵はゆっくり進むため、時間をかけて丁寧に発酵させる必要があります。
また、生イーストは水に溶かして使う為少し手間がかかります・・・
手間がかかると言っても分かり難いと思いますので一次発酵前までの工程を載せておきますね♪
生イーストをパンの材料に混ぜる際には、以下の手順を参考にしてください。
生イーストを混ぜる際の手順
- 生イーストを室温に戻す:
生イーストは冷蔵庫で保管されている場合が多いため、パン作りの少なくとも30分前に室温に戻します。
室温に戻すことで、生イーストが活性化しやすくなります。 - 少量の水に生イーストを溶かす:
生イーストを加える前に、材料の中から少量の水(レシピによっては牛乳や卵も使用する場合があります)を取り出し、そこに生イーストを加えます。
生イーストはドライイーストやインスタントイーストと異なり、直接材料に混ぜることはできないため、先に溶かす必要があります。 - 生地に生イースト水を加える:
生イーストが溶けたら、生地の中に加えます。
生イーストはパン作りの材料の中で一番最後に加えることが多いです。
材料に混ぜる際には、ゴムベラや手でしっかりと混ぜ込みます。 - ディゲスト:
生イーストが混ざったら、パン生地をよく混ぜた後、一定時間放置します。
この工程をディゲスト(種熟す)と呼びます。
ディゲストすることで、生イーストが生地内でしっかりと活性化し、パン生地が膨らみやすくなります。
※ディゲストと一次発酵は別です。
以上が、生イーストを材料に混ぜる基本的な手順です。
ただし、レシピによっては生イーストを溶かさずに直接材料に混ぜ込む場合もあります。
その場合は、生地をよくこねてから発酵させることで、生イーストを均等に混ぜ込むことができます。
保存方法
また、保存方法もドライイーストやインスタントイーストとは異なり、冷蔵庫に保存する必要があります。
保存方法 | 期限 |
---|---|
冷蔵庫(5℃以下)に保管する | 製造日から2週間程度 |
冷凍する | 製造日から3ヶ月程度 |
また、解凍した生イーストは、冷蔵庫で保存し、3日以内に使用するようにしましょう。
生イーストで風味豊かなパンを作ってみよう♪
生イーストは、ドライイーストやインスタントイーストとは異なる手間がかかるものの、より風味豊かで美味しいパン作りを可能にしてくれる材料です。
インスタントイーストに比べたら難しいと思いますが、ぜひ挑戦してみて下さい♪